2020-03-18 第201回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
また、桜島の北側に姶良カルデラというのがございまして、そこでは地下深部の膨張が観測されており、マグマの蓄積が長期にわたり継続しているものと考えられております。 現在の桜島の火山活動からは、大正噴火のような大規模な噴火が直ちに発生するという兆候は見られておりませんが、そのような噴火も発生するという可能性も視野に、引き続きしっかりと火山活動の監視に当たってまいりたいと考えております。
また、桜島の北側に姶良カルデラというのがございまして、そこでは地下深部の膨張が観測されており、マグマの蓄積が長期にわたり継続しているものと考えられております。 現在の桜島の火山活動からは、大正噴火のような大規模な噴火が直ちに発生するという兆候は見られておりませんが、そのような噴火も発生するという可能性も視野に、引き続きしっかりと火山活動の監視に当たってまいりたいと考えております。
九州地方の鹿児島県の中に姶良カルデラというのがございますけれども、これができたときの話でございまして、そういったカルデラを起こすような火山活動が原子力発電所が運用している期間の間に発生する可能性は十分に低い、このように考えてございます。したがいまして、火砕流が到達することを考える必要はない、こういうことでございます。
井口先生によれば、姶良カルデラ下のマグマの蓄積は二〇二〇年代には大正噴火が起こる前のレベルまでほぼ戻ると推定され、大正噴火級の大噴火に対する警戒を要する時期に入ったという趣旨を伺いました。 この資料の二を御覧いただきますと、もし大正噴火級の爆発が起これば一キロ立方を超える噴出物が日本中を襲うわけです。
二月五日の爆発的噴火以降、時々噴火が発生しており、今後も活発な噴火活動が継続すると考えられる、また、姶良カルデラの膨張が続いていることから、今後、火山活動の更なる活発化の可能性もあり、引き続き火山活動の推移を注意深く監視していく必要がある、このように評価いただいております。このため気象庁では、桜島の火山活動に対し非常に厳重な監視に努めておるところでございます。
川内原発の場合、火砕流でいいますと、十二、三万年前どころか、三万年前の姶良カルデラ、十・五万年前の阿多カルデラの巨大噴火で、原発敷地内に火砕流が到達した可能性が確認されています。南九州の縄文人が絶滅したと言われる約七三〇〇年前の鬼界カルデラの巨大噴火による火砕流は、海を渡って川内原発近傍まで達したというふうに見られています。
今、気象庁の方から御説明ありましたように、姶良カルデラはVEI7ですけれども、四百立方キロメートル程度の噴出があったと言われています。この量はどのぐらいかというと、山手線に噴出量を積み上げますと、いわゆるスカイツリーの十倍近くの厚さになるというものです。
また、桜島を含む姶良カルデラからは川内原発に火砕流が五分で到達するんだというシミュレーションデータも出されているわけです。 実際にそのような影響が出る巨大噴火が日本で起こるのは一万年に一回だというふうに言われておりますけれども、前回の巨大噴火、これは鬼界カルデラですが、これは七千三百年前の出来事なんですね。
○政府特別補佐人(田中俊一君) まず申し上げておきたいのは、過去に川内に火砕流が到達した可能性が否定できないという姶良カルデラの噴火とは、九州全域に壊滅的被害をもたらしてしまったといういわゆる巨大な噴火です。ですから、口永良部島とか御嶽山とか、そういった類いの噴火とは全く違うものであるということでございます。
○田中政府特別補佐人 先生の御質問は、いわゆる巨大噴火、川内の姶良カルデラの巨大噴火についての判断の基準をお尋ねになられたので、私の方からお答えさせていただきました。
桜島の火山活動の今後の見通しとして、京都大学火山活動研究センターによると、姶良カルデラ下のマグマの蓄積は、二〇二〇年代には大正噴火が起こる前のレベルまでほぼ戻ると推定され、大正噴火級の大噴火に対する警戒を要する時期に入ったとの見解が示されております。きょうは、この点について何点か質問をさせていただきます。 まず、文部科学省に対して。
申請者によりますと、川内原発に一番近いカルデラは姶良カルデラと言われるところでございますけれども、姶良を含む鹿児島地溝での破局的噴火の平均発生間隔は九万年以上と言われています。
○田中(俊)政府参考人 今、姶良カルデラの破局的噴火が起こるということになりますと、大体どれくらいの噴出量になるかといいますと、大体山手線ぐらいの広さで、深さが一キロぐらい……(辻元委員「予知できるかどうか」と呼ぶ) その程度の噴火が起こるということになりますと、相当量のマグマの供給がないと、そういった爆発には至らないということでございますので、そういうことを考慮しますと、マグマがそれだけたまってくれば
姶良カルデラから五十キロのところにあるこの川内原発。この川内原発のところをよく見ていただくと、黄色のところが少し白い、火砕流が来ていないような状態になっていますけれども、これ実は、九州電力が最初は火砕流が川内原発に来る可能性はないという、そういうシミュレーションをしていたんですが、今はこれ認めております。
正確に申し上げますと、先ほど真山議員の質疑、御質問にもありました、この姶良カルデラが噴火したときの火砕流が川内原子力発電所に到達していたかどうかという話は、過去にこういう三万年前に噴火があって、そのときの影響がどこまで達していたかということを検討するために九州電力が行ったシミュレーションの結果の一部であるということでございます。
しかし、約三万年前の姶良カルデラの破局的噴火の再現シミュレーションの結果、川内原発の敷地内に火砕流が到達していたということを三月に認めたわけですね。 そうであるならば、この川内原発は立地不適当ということになるのではないでしょうか。
姶良カルデラの噴火については、六万年ぐらい毎に起こっているということですが、これまで三万年ぐらい経過しておりまして、発電所の運用期間中に破局的噴火が起こらないだろうという判断とともに、こういった破局的な噴火が起こるような場合には、火山の場合には地震と違いまして、マグマ等の移動がかなり活発になりまして、かなり前から地殻変動等が予知できます。
○田中政府特別補佐人 九州電力がいわゆる姶良カルデラ、鹿児島湾、海の中にありますが、そこが三万年前に破局的噴火を起こしているということで、それの再現シミュレーションをして、その結果を出したということは承知しております。
京都大学の防災研究所、火山活動研究センターによりますと、桜島にマグマを供給している姶良カルデラの下でマグマが蓄積されつつある状況となっておりまして、これは五十八人が犠牲になりました大正大噴火の約九割まで回復してきているということでございます。
大規模な火山噴火という例で見ても、身近なところで、我々に非常に近い年代で見て、二万五千年前の姶良カルデラの形成、今のいわゆる鹿児島湾、錦江湾、これはそのときに生まれた。一万三千年前に桜島の最古の噴出物があらわれてくる。そういう状態ですから、十万年単位とかそういうもので安定した地層があるという実証というのは、非常に難しい話だったと私は思うのです。
そこに鉄道を通し、国道十号線を通しということでかなり無理をしたところもあるんでありましょうが、そこへもってきて、ただいま申しましたように、昔の姶良カルデラ、阿多カルデラですか、このカルデラのちょうど周辺部に当たっておる。こういうこともあってでありましょうが、そういうことで交通の難所になっておるわけであります。
ところが、この山々が、例えば竜ケ水の今度の災害に遭ったところ、あれは前にも災害に遭ったところでございますが、あの山が昔の姶良カルデラ、阿多カルデラという、昔は錦江湾というのが山地だったというんですね。それで、陥没して海水が入って錦江湾になった、こういうことが言われておるわけです。その山であった時代の火口壁のところがちょうど今の錦江湾の周辺になっておる、こういうことが言われておるわけです。
○志賀委員 私がかつて当委員会の理事を務めさせていただきました時代に、鹿児島の姶良カルデラの視察をしたことがございます。鹿児島というところは雪崩のような土砂崩れ現象があって、何人かの人の命が失われない限り夏がやってこないんだ、こういうような梅雨季の悲劇話を当時間かされて、大変胸を痛めた記憶がございます。
ただ、有珠山に限らず、たとえば桜島の場合でも、基本的な問題としまして、あそこの姶良カルデラの地域に対します基本的な今後の展望の研究ですとか、いま御指摘ございました有珠山その他のように、火山活動が進行している場合の過程の中での措置というものが、実は、御指摘のようにいまの仕組みの中ではなかなかございません。
私どもはその当時も要求をし要望もしましたけれども、特に国土庁、建設省あるいは農林省にも関係があるのですが、姶良カルデラ総合調査をやるべきじゃないか、二万五千年前の噴火口の跡、その周辺のカルデラ地帯に対する防災対策としてどういうふうにお考えになっているか。
○新盛分科員 時間が参りましたので終わりますが、ぜひこの姶良カルデラ地帯の調査機関を政府直轄によって早急に確立していただいて、これは鉄道にも関係あるわけですし全国的な問題でもありますので、対策をお立ていただきますように要望して終わります。
も実はそれぞれ計画期間を延長しながらいままで対応してきてようやく整備が進んできておる状況でございまして、いま御指摘のような点はいわばその次の事業としまして、いろいろ御要望があろうかと思いますけれども、私どももそういった点かたくなに拒むという話ではなくて、いまの制度の運用でできることはできるだけ対応したいと思いますけれども、やはり制度の改正という点につきましては、たまたま先般御視察いただきました姶良カルデラ
○土屋説明員 先ほども申し上げましたし、また御指摘もございますので現在までの状況等は省略をいたしますが、今後姶良カルデラ地域のようなところでどういう形で防災措置を考え、また現にある状況というものをどういうふうに変えていったらいいんだろうかという、もっと基本的な、総合的な面からの研究をしたらどうかということでございます。
この小委員会の中で、先ほど理事会におきましては、いまお申し出のあった姶良カルデラあるいは桜島等の災害を取り上げるセクションをつくって、その主任を設けて直ちに取り組んでいくということを決定いたしましたので、御要望に沿えるような活動ができることと私ども考えております。
次に移りますが、その姶良カルデラは小委員会の方でも御検討いただくというし、先ほどは国土庁の土屋局長の方からも御答弁がありました。
それからさらに、先ほど午前中お話しした中に、地殻変動のいわゆる姶良カルデラが膨張していくというお話をしたわけですが、これは現在、測量という手段をとっておりまして、測量というのはかなり期間がかかるわけでございます。たとえば、桜島一周を水準測量をして回りますと、スタッフ七名を編成しまして、約一カ月ぐらい結果が出るまでにかかります。
鹿児島市と桜島を結ぶ線より北側の錦江湾一帯をわれわれは姶良カルデラと称しております。この姶良カルデラの中心部を中心とする同心円上に、カルデラ及びその周辺の地盤が大正の噴火の前に隆起していたらしく、噴火後は沈降したことがはっきりと示されております。中心部の沈降は三ないし四メートルと推定されるほどでございます。
このことと先ほど先生のお話いただいた姶良カルデラのいわゆる底部の中で相当隆起の現象が出てきておる云々と、こういうものとかかわりがあるのかないのか、そこらあたりもひとつお聞かせを願いたいと思います。 それからこれは村上先生にですけれども、防災都市計画の中でいろいろ問題提起されて、まあしかしながら逃げの防災計画だと、少なくとも攻めの防災計画というものが必要だというふうなお話があったんですがね。